ライチACT3
3戦目レリウス
6戦目ココノエ
7戦目ハクメン
8戦目アラクネ
ライチ「レリウス博士…!」
レリウス「ライチ=フェイ=リン…ほう。なかなか面白い魂になったな。以前の様子からしてすぐ壊れるものかと思っていたが…何があった?」
「いや…まずは『何の用だ』と聞くべきか?」
ライチ「確かめたいことがあって来たの。貴方のその…「イグニス」に。」
レリウス「成る程。ならば狙いは事象兵器…いや。」
「そこに使用されている技術か。確かにデトネーターはアークエネミーと同種の存在だ。」
「認めよう。お前の着眼点は正しい。だが、若さゆえやはり無謀だな。」
ライチ「無謀でもなんでも、やらなきゃいけないの!悪いけど少し付き合ってもらうわ…!」
戦闘後
ライチ「ハァ、ハァ…」
レリウス「ふむ…やはり以前とは別人だ。これもエンブリオの影響か。」
ライチ「デトネーター=イグニス…人の魂を定着させた器…やはり、これなら…!」
レリウス「やはりお前は助手としては優秀だ。真理の研究にこうも役立つとはな…」
ライチ編6戦目 ココノエ
ココノエ「やれやれ、またお前か…いい加減、ロイのことは忘れたらどうだ。」
ライチ「…いえ、それはできません。まだ私にはやり残した事があります。」
ココノエ「記憶が戻ったのなら、思い出したはずだ。アレはもう、我々の手に負える状態じゃない。諦めろ。」
ライチ「だったら何故!博士はロイを観測し続けているのですか!?」
ココノエ「…それを誰に聞いた?」
ライチ「今日はそれを確かめに来たのです。博士が…博士が観測しているものは、本当に『ロイ』なのですか?」
ココノエ「…なに?」
ライチ「答えて頂きます!…例え、力づくでも!」
戦闘後
ココノエ「あくまでロイのため、か…いいだろう。」
「ライチ、お前の言う通りだ。…確かに違和感を覚えていた。」
ライチ「ではやはり…!」
ココノエ「アレを観測しているにも関わらず、私への影響が薄いのは何故なのか。ロイの表層しか出てこないのは何故なのか。」
ライチ「私の考えが確かなら…あの『アラクネ』はロイではなく、単なる器です。」
ココノエ「だが仮の器に意識のみを維持し続けることなど…いや、まさか」
ライチ「はい、あの器が境界の中で形作られた魔素の集合体なのだとしたら…ありえます。」
ココノエ「事象兵器と同種の存在ならば…圧縮した魔素をコアとし、魂を定着させる事のできる器ならば…か。」
ライチ「少なくとも、ロイの意識は今も境界の奥底を漂っています。私はその確証を得ました。」
ココノエ「そのためにアークエネミーを使うつもりか?」
ライチ「いえ…魂を定着させる器なら、他にも存在します。」
「ロイは…私が必ず、助けてみせる。」
ライチ編7戦目 ハクメン
ライチ「見つけたわ、七英雄ハクメン。」
ハクメン「…化け猫の下にいた科学者か。何用だ。」
ライチ「単刀直入に言うわ。ロット=カーマインを救うため、貴方の力を貸して欲しいの。」
ハクメン「あの魔素で出来た蟲のことか…下らん。」
ライチ「ーーっ!」
ハクメン「成る程…貴様の狙いはこの『器』、スサノオユニットか。」
ライチ「渡せというつもりはないわ…私は知りたいの。彼の魂を定着させるその技術を。」
戦闘後
ハクメン「矢張り下らん。」
ライチ「あなたに何がわかるというの!?」
ハクメン「死人を無理に引き戻したとして、其処には明確な生も死すらも存在しない。斯様な物に、何の意味がある?」
「その者の生の拠り所を定めるべきは、貴様ではない筈だ。貴様が研究者ならば理解できよう。」
ライチ「……」
「そんな事、言われなくても解っているわ……。」
8戦目 アラクネ
アラクネ「誰だ!?」
ライチ「クシナダの楔か事象兵器を追っていれば、貴方に会えると思ったわ。」
アラクネ「女 貴様 見覚えが るぞ。技 者 風 情が の用だ!?」
ライチ「残念ね、『貴方に用はない』わ。ロイはどこ?」
アラクネ「キヒ、キヒヒヒヒヒ!この匂い。思い出し ぞ。 女。貴様、蒼を持っ いるな?」
ライチ「…ええ。貴方の言う通り、蒼はここよ。」
アラクネ「寄越 !その蒼 レに寄越せぇ!!」
エンディング
ライチ「とどめよ、ハァ!」
アラクネ「馬鹿め! キヒヒヒヒヒ!!蒼を食っ やったぞ! ごち うさま。」
ライチ「…ここは…?私は一体どうなったの…?」
「そうだわ、私…確か『彼』に取り込まれて…」
ロイ「やれやれ、相変わらずだな君は。」
ライチ「ーーーーえ? ロイ…?」
ロイ「まさか、自分から魔素に喰われるなんてね。」
「そうやって無茶するところは、昔のままだ。」
ライチ「ロイ、貴方なのね…本当の貴方に、ようやく会えたのね…!」
ロイ「ああ。だけど、再会を喜ぶ時間は無さそうだ。間も無くエンブリオの再構築が始まろうとしている。。君の体がバラバラになってしまうまえに境界の外へ戻さないと…」
ライチ「聞いてロイ、貴方を戻す方法が見つかったの!アークエネミーに魂を定着させてから器に移せば…」
ロイ「…そんなのは初期の段階から把握済みだよ」
ライチ「…え?」
ロイ「僕は自らの意思でこの器を選んだんだ。」
ライチ「それって、どういう…ッ!?駄目、まだ私は貴方に…!」
ロイ「ライチ、君は人としての道に戻れ。僕は研究を続ける。」
ライチ「お願い、待って、ロイ!」
ロイ「君がもし、この話を『覚えて』いたら…」
「ーー僕の器を『破壊』してくれ。」
場面移り、ライチ診療所のベッド
ライチ「あれ…ここは…」
「変ね…」
「どうして私、泣いているのかしら…」
點睇都Bad end