押見修造「麻理のなか」「惡の華」「志乃ちゃん」3冊同発
押見修造が手がける3タイトルの単行本が、12月7日に同時発売された。
3タイトルはいずれも押見が得意とする、少年少女の鬱屈とした青春を描いた物語。本日1巻が刊行された「ぼくは麻理のなか」は、ある朝目を覚ますと自分の体が思いを寄せている女子高生・麻理になっていた、男子大学生が主人公だ。大学生は混乱しながらも、麻理として日常生活を送ろうと外へ足を踏み出す。
単行本7巻目となる「惡の華」では、思春期特有の苦悩を題材に、少年少女の危うい日常が綴られる。2013年にはTVアニメ化が決定している人気作で、別冊少年マガジン(講談社)で連載中。またWEBマガジン「ぽこぽこ」で配信中の「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」では、コミュニケーションが苦手な志乃の心情を描く。自己紹介すらままならない彼女の、痛々しい学園生活が展開される。