石原:生まれ出てから長いキャラなので長い付き合いをしているファンの方は色々と魅力を知っていると思いますけど
状況設定によっては「こんなところもあるんだ」みたいな新しい顔も見せられるような気がします
アイドルみんなの魅力をもっと掘り下げたい。「こういう春香とかもいいでしょ?」っていうのが今回のコンセプトに近い
錦織:今回の劇場版では、変わったと感じる部分があるかもしれません。でもそれは、必ずファンのみなさんが納得できるものにしたいと思っています。
挑戦したいこととしては、ライブシーンの演出法ですね。テレビだと1話30分とあまり時間がないので、どうしてもダンスメインで映像演出的なところは抑えめに作っていたんです
けど、もう少し違う形でみせたりとか、レイアウトにしても大きなスクリーンに対応した作り方というか、テレビ画面とは肌触り感が違うように見せられればいいなと
錦織:曲の使い方もテレビ版とは違ったものになると思います。
既存の曲はもちろん劇場版の新曲も予定しています。
今の段階で言えるのは、春香たち765プロのアイドルたちの物語であること、そしてアニメBD、DVD9巻に収録した特別編(26話)のような
おまけ的な追加エピソードではなく、またちょっと違った劇場作品らしいテイストになるということです。
長い1本の話だから描けるドラマというのが必ずあって、テレビシリーズとは違う描き方になります。
TV版の最終話以降、彼女たちにはどういうことがあってどういうふうに新しいステップを踏み出しているのかという、765プロのドラマを本腰を入れて描いていきたいです。
テレビ版では5話の水着回、15話の「生っすか!?サンデー」、特別編など、バラエティ色の強い回を担当されていた高橋さん向きのエピソードが、劇場版でも用意されていますよ